株式会社久保田オートパーツは、車のトータルリサイクルで自動車産業の資源循環を支える会社です。廃車予定の車体などから再利用可能な部品を取り外し、それらをリサイクルパーツとして再生・販売しています。中古部品は県内をはじめ北海道から沖縄まで全国のユーザー様に利用いただいており、東南アジアや中東諸国など約20ヵ国にも送り届けられています。また自動車の適正処理(全部資源化)に取り組んでおり、再利用できなかったパーツやボディなどは適切に処理し、別の製品の原料としてリサイクルされています。ゴミを一切出さないという取り組みのもと、自動車すべての再資源化を目指しています。
廃車・中古車の譲渡に来られるお客様は、一般の個人の方やディーラー、中古車センター、自動車整備工場の方々で、その内の約半数は個人のお客様です。地域の方々を招待したお祭りや工場見学、テレビCM、看板、お客様からのご紹介などを通じて多くの方に知っていただいています。また地域社会に開かれた会社でありたいという想いから、工場見学を積極的に受け入れており、年間3000名以上が工場を訪れます。いつ・どのような時に見学にお越しいただいても良いように、また自分達の仕事場や道具を大事に扱うという考えのもと、環境整備にも力を入れています。
久保田オートパーツでは10代~60代まで約50名のスタッフが働いています。すべての業務はチーム制となっており、一人で完結できるものではありません。そのため、お互いが気持ちよく働けるように“サンクスカード”に感謝の気持ちを書き、渡す文化があります。「○○を手伝ってくれてありがとう」「指導いただいてありがとうございます」など、気軽に感謝を伝え合っています。また日常的に業務の改善・提案に取り組み、生産性を意識しながら働いています。サンクスカードや業務の改善・提案などに対する表彰制度があり、良い取り組みは評価をしています。一人ひとりが活躍できる場をつくること、それが久保田オートパーツを成長させる要素となっています。